ライブ予定

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2016/03/13 (日曜)2016年03月13日

午前中、キチジョージに一人で行って、ヤマノ楽器で娘のサックスのクリーニングペーパーを購入。あと吹奏楽フリーマガジンのpoco a pocoももらってくる。お菓子でも買えばよかったのだけど、ホワイトデーが近いということを認識していなくて買わなかった。

でもまあ、娘にはリードをホワイトデー代わりってことにしてあるし、嫁はんがウエハースを買ってくれていたのをホワイトデーとして夜に食べた。

午後、娘の中学校の吹奏楽部の定期演奏会を観に行く。せっかくの定演なのに近隣にポスターを貼ったりもせずもったいない。ただ、今日は寒かったし、会場である中学校の体育館の中は屋外と体感はあまり変わらない気温だったし、お客がそんなに多くないのは仕方ないのかもしれない。

僕はビデオを撮らなければならなかったので2階ギャラリーから観る。手すりはよく揺れるので、バスケットボールのゴールの枠にビデオカメラを置いて手で支えて撮影する。

演奏会は三部構成で、第二部は小学校父母による和太鼓。第一部でも特にクラシカルな曲をやるわけではないし、コンクールでやった曲を披露するというわけでもなかった。もちろん演奏自体はとても楽しい。僕が勝手に贔屓にしているラッパ君はちょっとおとなしめだった。

夕方、娘は帰宅して、夕食を掻き込んでからそのままビッグバンドの練習へ。車で送る。だいぶお疲れなのだが、ビッグバンドから帰宅してからも宿題をこなしてから寝にいった。

池澤夏樹編『日本文学全集3』河出書房新社。「竹取物語」「伊勢物語」「堤中納言物語」「土左日記」「更級日記」の現代語訳を収録。それぞれの訳者が工夫を凝らしていて原作を読んでいても読んでいなくても楽しめる。これらの作品とは切っても切れない歌の訳も、現代詩だったり現代和歌だったり地の文に紛れ込ませたりしているのが面白い。特に川上弘美による「伊勢物語」三十段の現代詩訳の壮絶さ。

あと、「土左日記」の、作者による自己注釈を装った訳者による突っ込みの激しさも、ひらがなの海原の中でほっとするリズムになっている。ひらがなが多いと読みにくいが、辛うじて歌を除いては濁点が打たれていてよかった。「土左日記」が「土佐日記」でないのは、もともと「土左日記」と書かれていたから、というのも理由だが、それよりもあくまで架空のことを描いた物語だと強調するために訳者の堀江敏幸がこだわったところらしい。