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代りを買うと失せものが出てくる2006年03月05日

筆記用具の歴史はもちろん紙より古くて、誰かのご先祖がどこかの洞窟に獲物の絵を描いたのときにもきっと何かを筆記用具にしたのでしょう。それ以来、今に至るまで筆記用具の技術革新は続けられています。筆記用具は、まさに人類の叡知の結晶であると言って良いでしょう。

だからというわけでもなく (じゃあ前段はなんだよ)、ペン類にはあまり妥協したくありません。 僕の場合、主な筆記用具はボールペンになります。適度な重量感と柔らかい感触があって、軽すぎない程度の筆記感がある、指の大きさと筆入れに合ったサイズのペンが好みです。筆記用具に関してはコレクターも沢山おられますし、高級なペンを好んで使う方も少なからずいるようですが、僕の場合、単に物を書くことにストレスを感じたくないだけですから安いものです。用途に合わせて何本かしか持っていません。一番高いもので1500円くらいかな。

その中に、シャツの胸ポケットに常備する小型のボールペンがあります。思いついたときにメモを取ることが多いので重要です。しかし、なかなか好みに合うペンがないので困っていました。条件としては、ノック式であること (片手で瞬時に使うため)、細すぎないこと、変なボタンがついていないこと、一色であること、くらいです。 あちこち探した苦難の結果、重さも手触りも快適な小型のボールペンを見つけました。値段も100円と手頃。

ところが先日、このボールペンをスタジオに置き忘れてしまいました。忘れてしまったものは仕方がないのでしばらく胸ポケット用ボールペンなしで生活したのですがやはり不便です。しかたなく、そのボールペンをもう一度買おうと店に行ってみたら、もう売られていませんでした。ありがち。

で、代替になるようなボールペンを探し直してなんとか見つけたのですが、なんと値段が500円。前のボールペンの5倍です。でもしかたがないので買いましたけど。 代りを買うと失せものが出てくるというのはよくある話で、ボールペンを買った次にスタジオに入ったら、失くした100円ボールペンが出てきました。

腹立たしいので、胸ポケットにはボールペンを2本挿そうかと思っています。1本のインクが切れたらもう1本を使えるように。て、ディルバートですか僕は。

初ライブハウス2006年03月13日

いまプチ父子家庭状態なので、休日には娘3歳とべったりで生活しています。しかし、子供につきっきりだと夜のバンド活動もできませんし、ずっと2人で過ごしていると正直なところちょっと疲れますし。つまり、たまにはお父さんの趣味で遊びたいわけです。

遊ぶとはいっても結局は娘と一緒です。スタジオに連れていくわけにもいきませんし、子連れで山道をドライブするわけにもいきませんし、呑み屋に行っても娘がいたらどうせ呑めません。しかし、一緒にコンサートへ行く程度なら許してもらえるんじゃないでしょうか。

娘は、この年齢の子供の例に漏れず、音楽には興味を持っているのですが、生演奏というのをほとんど観たことがありません。ほとんどが録音 (あるいは録画) です。録音された音楽を聴くとなると、家庭用のスピーカーでは大音量も出せませんし、所詮録音ですからダイナミックレンジも大したことはありません。それよりは、音圧を生で感じて貰いたいのです。

発達途中の子供の耳に大音量を与えるとあまり良くないとも聞いていましたが、3歳7ヶ月ともなればもう大丈夫かな、というあまり根拠のない線を引っ張ってみました。そして、聴きながら騒げる音楽でないといけないのでクラシカル方面はパスして、ライブハウスへ行ってみました。

大音量の中で何分くらい音楽に集中していられるか計ってみましたが、だいたい集中できるのは10分程度ですね。そこからは、遊んでみたり、眠くなったり、ときどきはステージの方を見てみたりしていましたが、結局30〜40分くらいのところで限界が来て、そのまま退出しました。最初ならそんなもんか。飽きる前に疲れが来たようです。

大人になると、轟音の直後に静かな場所に移ると耳鳴りがしたりするものですが、娘は今のところそういうことはないようです。小さい音もちゃんと拾えているようなので、それほど問題もないでしょう。毎日通ってたらさすがに聴力に悪影響が出るでしょうけど。

ロケンロール・マイルス!2006年03月15日

今日になるまで知りませんでしたが、昨日Miles Davisがロックンロールの殿堂 (と訳されるのか? Rock and Roll Hall of Fame) に入ったそうです。

http://www.nytimes.com/2006/03/13/arts/music/13mile.html

Miles Davis is being inducted into the Rock and Roll Hall of Fame tonight. Not as an "early influence," as Hank Williams, Louis Jordan, Louis Armstrong, Bessie Smith and Jelly Roll Morton were; that category is for artists whose careers were established long before rock 'n' roll began. (The hall has not inducted anyone in that category since 2001.) Davis is being recognized as a rock star.

つまり、ロックが生まれる前の先人としてではなく、ロックスターとしての殿堂入りだそうです。

マイルスが何かの殿堂に入るといっても全く不思議ではありませんが、ちゃんとロックスターとして扱ってもらえているのが好ましいですね。ジミヘンがロックなら、マイルスもロックやっちゅうねん。

Press Release: http://www.rockhall.com/museum/releases.asp?id=2393

ビデオカメラを買う2006年03月18日

写真ですらまともに使いこなせないくせに、ビデオカメラを買ってしまいました。子供が幼稚園や保育園に入るようになると、お父さんたちはビデオカメラを買わなければならないのが日本の風習だそうです。この国の習俗にはちょっとついていけない部分もあるのですが、この際、文句を言いつつ諦めることにします。子供の成長過程のいくつかのイベントを映像で残して伝えるのは、一族から離れた辺境に住まう者としての義務だそうです。ああしかし、他に欲しいものも沢山あるんだけどなあ。例えば、買おうと思っている電子ピアノの値段にビデオカメラの値段を足したら、中古でアップライトピアノが買えるかもしれないのに。

で、(さくっと気持ちを入れかえて) 折角なので電器屋さんで画質を比較してみたりするわけです。ただ、音質を電器屋さんで比較する訳にいかないのは難しいところです。僕が買うようなレベルの家庭用ビデオカメラで外部マイク端子のついているビデオカメラはほとんどないので、内蔵マイクの音声品質は結構重要ではないかと思うのですが、本体についているスピーカーもしょぼいので参考になりません。音質は諦めることにしました。で、画質に満足できてハードディスクの容量がでかくてMacで使えて、ソニーの初期版でないやつ、というような基準で選んで買ってしまいました。

まあ、文句は言うものの、買ってしまった物は仕方がありません。これを機に映像系に目覚めてみるのも良いかもしれません。とりあえず.....ええと、なにをすればいいいのかな。フレーミングでも研究してみるか。

ジャグリングと歩数計2006年03月31日

会社の近所に住んでいます。自宅から会社まで、24インチのママチャリを漕いで300回転くらいで到着してしまいます。会社でも座り仕事ですし、せめてもの健康管理に歩数計を使うことにしました。万歩計と言ったほうが通りが良いでしょうか。京都が誇る世界のオムロンに言わせると「ヘルスカウンタ」というそうです。1,000円ちょっとで買いました。歩数だけが表示されるシンプルなやつです。

しばらく歩数計をつけて生活したのですが、会社の昼休みにジャグリングをした日には歩数が増えているような気がします。試しにジャグリングの練習開始前と開始後でカウンタを比較してみると、30分くらいしか投げていないのに3,000歩進んでいたりするようです。そこで、ジャグリングが歩数計に及ぼす影響を調べてみました。

方法は単純です。ある回数だけ投げて、その前と後のカウンタを比較することで、投げている間に進んだと見做される「歩数」を調べます。ちなみに歩数計は右腰のベルトに装着します。僕の歩数計は感度調整が可能で、通常レベル、高感度、低感度を選択できますので、各感度毎に計ります。精度を高めるため、各技について2回ずつ計って、進んだ歩数計のカウント (仮に「換算歩数」と呼びましょうか) の平均をとります。本当は試行回数はもうちょっと多いほうがよいのですが、昼休みの時間も有限なので。

ではまず、ボールから。数字は20キャッチあたりの換算歩数です。

高感度標準感度低感度
2-ball in one hand (L)2.50.00.0
2-ball in one hand (R)3.50.00.0
3-ball cascade2.00.00.0
3-ball Mill's Mess9.51.50.0
4-ball fountain10.51.00.0
5-ball cascade9.02.50.0

片手2個と3ボール・カスケードはさすがに体の上下の揺れがほとんど見られないようで、歩数計にも現れません。ミルズメスは多少揺れるようで、感度が高いと影響が出てきます。 4つ玉の方が5つ玉より換算歩数が大きいところをみると、カスケード系よりファウンテン系の方がはちょっと不安定なのかもしれません。

ではクラブも見てみましょう。僕はクラブは4本が精一杯なので、5本は勘弁して下さい。「2-1」というのは、片手で2回転、もう片手が1回転というふうに読んで下さい。

高感度標準感度低感度
2-club in one hand (L)14.02.00.0
2-club in one hand (R)13.02.50.0
3-club cascade3.00.00.0
3-club 2-1 (L)10.51.02.0
3-club 2-1 (R)13.00.00.0
3-club 3-1 (L)19.510.05.0
3-club 3-1 (R)21.011.07.0
4-club fountain18.511.08.0

3クラブカスケードくらいまではほとんど体も揺れませんが、回転数をちょっと上げると途端に影響が出るようになります。低感度で歩数がカウントされているのは、コースがずれてジャグりながら歩いてしまったからだと思います。

以上の実験から、ジャグリングすると、確かに歩数計に影響があると言えます。ただしそれが悪いかというとそうでもなく、ここで歩数計でカウントされるような技というのは、体感でも運動量の大きい技になります。ですから、換算比率はともかく、ジャグリングを歩数に組み入れて健康管理してもそれほど問題ではないと思われます。ただし、感度はあまり高くしないほうが良さそうです。

現時点では、換算歩数が大きい技というのは、技自体が体の上下運動を必要とするものなのか、技が身についていないから体に無駄な動きが出てしまっているのか分かりません。ですから、ジャグリングのエキスパートに同様の実験をやってもらうか、僕が新技を練習して、その過程で換算歩数がどう変化するか調べる必要があります。これはまた別の話として。