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文字を教える2005年07月20日

最近の子供は成長が早いらしくて、3歳児が平仮名が読み書きできても全く不思議ではないそうです。すごいですね。 ちなみにうちの娘は2歳11ヶ月で、全く平仮名は読めません。数字も読めませんし、片仮名も読めません。当然ローマ字も楽譜も読めません。ようするに、まだ興味がないようです。 とはいえ気に入った絵本などは、何度か読み聞かせするだけで一言一句間違えずに再生できるので、全く心配はしていませんけど。

面白いことに、この年齢ではひとつひとつの音をはっきり判別できていないようです。つまり「とまと」と「とんぼ」が同じ「と」の音から始まっている、とか、「かめ」と「めだか」に同じ「か」の音が含まれているとか、そういうことが理解できないようです。一音づつ区切って読めるようにならないと、仮名に興味を持てる訳はありませんから、この字は「か」だよ、と教えても無駄というわけです。

ところで、僕の長兄が、子供に仮名より漢字を先に教えたというのを聞いたことがあります。実際、長兄の娘である姪は一時期「魚」という字を「とと」と読み、「車」という字を「ぶーぶー」と読んでいましたから嘘ではないはずです。 これは論理的に考えると実は正しい方法で、無理に単語を音に分解して仮名を割り当てさせるより、単語自体に記号を与えたほうが自然に思えます。 うちの娘もさすがに単語の意味は理解できているので、試しに漢字を教えてみました。

簡単なところから、とりあえず「本」という字を教えてみました。街でこの字を見たら本屋さんやで、と言うと一発で覚えました。 この調子でいくつか教え込んで経過を観察してみようと思っています。例えば、熟語の一部として使われる字と単独で使われる字では理解力が変化するか、とか、「CD」のように頻繁に使われる英単語は漢字と同等か、とか、画数と理解力の関係とか、 いろいろ試せそうです。

もっとも、こうやって娘をテストベッドにしても、所詮母数1 (増えてもせいぜい10程度だし増える予定もなし) なので、統計的にどうのこうの言えませんし、そもそも実験条件を整えるのも面倒なので、育児の余暇ってことで許しておいて下さい。